アスペルガーの服装は派手じゃないの?
ここでは、「アスペルガーの服装は派手じゃないのか」についてお話します。
アスペルガー症候群の人は服装に特徴がある?
アスペルガー症候群は服装に特徴が現れると知られています。
その特徴が一番目立ってしまう場面は、
TPOに合わせた服装が出来ていないときです。
アスペルガー症候群の人は、
一般常識よりも自分の好きな格好を
優先させてしまうことがあり、
スーツで出席しなければいけない場所でも
いつも通りのジーンズで現れてしまうこともあります。
すると、周囲からは
「ちゃんとした格好をしてこなくてはダメ」
と言われてしまったりするのですが、
アスペルガー症候群の人には
「ちゃんとした格好」
という表現では伝わりません。
そういう時には、
「スーツを着て出席してね」
と具体的に伝えることが必要です。
そして、次に挙げられるのが、服装に無頓着で
毎日同じような格好をしてしまうという特徴です。
その原因には、他人に無関心であるがために、
人の目を気にするという意識が低いことが考えられます。
また、変化をすることが苦手なことが多いため、
新しい色やスタイルを取り入れた派手なファッションに
挑戦しようという意識があまりありません。
アスペルガー症候群の人は服にこだわる?
服装に無頓着と言われている
アスペルガー症候群ですが、
実は強いこだわりを持っている場合も多くあります。
そのこだわりとは、服の素材や
大きさ、肌触りなどです。
例えば、綿100%で丸首のTシャツしか着ない、
という形でこだわりが現れます。
特に気に入ったものであれば、
ボロボロに傷んでいても
繰り返し着てしまうことがあります。
このこだわりは学校生活を送る上で
問題になることがあります。
学校では決まった制服や体操服がありますが、
それがどうしても着られない場合は
学校側に配慮を求めることが出来ますので、
相談してみましょう。
また、いつも同じような服を着ることは、
体を動かすときに感じる感覚が一緒です。
その「いつも同じ感覚」に
アスペルガー症候群の人は安心感を
覚えるということも分かっています。
体にフィットする服装も、
体の感覚を刺激しすぎるため、
好まないと知られています。