アスペルガーの夫との付き合い方とは?

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ここでは、「アスペルガーの夫との付き合い方」についてお話します。

 

アスペルガー症候群
(現在では知的障害の有無に関わらず「自閉症スペクトラム」と言われている)は、
脳の器質的な特性による先天的な障害です。

 

また、自閉症でも知的障害を伴わないために周囲にも気付かれ難く、
幼少期から本人の努力不足、性格の問題とされ続け、
大人になる頃には二次障害として精神障害を併発していることも多いのです。

 

そして、自閉症なので「ウィングの三つ組」
(対人関係の特異性、コミュニケーションの質的障害、イマジネーションの質的障害)
を持ちます。

 

カサンドラ症候群とはどんなもの?

 

人は誰でも感情的エネルギーを必要とします。
それは日々の生活で幸せを見つけるのになくてはならないものです。

 

しかし、アスペルガー症候群のパートナーとの結婚においては、
感情的エネルギーで自分を満たすことが難しく、
「支えあっている」という一体感は薄いのが普通なのです。

 

一生懸命パートナーにエネルギーを注いでも返ってくるものはほとんどなく、
常に消耗してしまうというケースが非常に多いと言えます。

 

もちろん全てのペアーに絶対ではありません。

 

カサンドラとは?

 

ギリシャ神話に出てくるトロイの王女で
「人々から決して信じてもらえない予言者」のことです。

 

「予言者カサンドラは、真実を知る力を与えられ
ながらも、アポロンによる呪いのために誰からも信じてもらえなかった」

 

という様子がアスペルガー症候群と、アスペルガー症候群ではない人の、
ペアーの関係の状態を表していると言われています。

 

つまり、アスペルガー症候群のパートナーのことを第三者に話しても
「どこも同じようなものよ!」と、
状況を理解してもらえないことが多いのです。

 

カサンドラ症候群の症状とは?

 

人と人との関係における認識のズレがもたらした二次障害の一つです。
身体的、精神的変調として低い自己尊重、混乱した感情
(怒り、抑うつ、不安など)などがあります。

 

また、自己喪失、不眠症、罪悪感、進行中の心的外傷後ストレス障害(PTSD)、
偏頭痛、恐怖感、疲労、体重の増減などの症状が現れます。

 

カサンドラ症候群にならないためのアスペルガーの夫との付き合い方とは?

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アスペルガー症候群の人との人間関係は「異文化摩擦」と例えられます。
人は外国で暮らすときには「言葉や文化の違い」を覚悟します。

 

しかし、アスペルガー症候群の人と結婚するときは「文化の違い」を意識しません。
まずは「アスペルガー症候群」についての正しい知識を持つことです。
その上でパートナー固有の特性を理解することです。

 

アスペルガー 夫 接し方」でもお話しましたが、
アスペルガー症候群は病気ではなく、障害です。
薬やトレーニングで治るものではありません。

 

「違い」として理解し、受け入れることで関係は改善、
維持出来る可能性が出てきます。
良い意味での「距離感」「開き直り」を持つことも大切です。

 

「夫のため」「子どものため」「妻として」「母として」ではなく、
「私自身として」をしっかり持って、
自分の中で線引きをして折り合いをつけることが大切です。

 

具体的には

 

1.自分の要求は具体的に

 

言って欲しくないこと、やって欲しくないことなど具体的で簡潔に伝えます。
口頭だけだとすぐに忘れられてしまうので「メモ書き」が良いです。

 

2.伝えるとき、感情的にならない

 

「どうしてそんなことを言うの?」

 

と涙を流しても夫は「泣かれた」としか受け取られず、肝心なことが伝わりません。

 

3.言い方として出来るだけ肯定的にいう

 

「〜はだめ!」ではなく「〜してね!」「〜すると良いみたい!」など
言葉遣いに注意が必要です。

 

4.信頼できる相談者をつくる

 

精神科医やカウンセラー。自分だけでなく、
パートナーにも相談者についてもらうのが良いです。

 

5.辛いときは距離をおく

 

なにが何でも同居ではなく、別居もあり得ます。

 

私の体験談をしますと、長男が知的障害を持つ自閉症です。
しかし、一見すると私が言うのもおかしいですが、
「26歳のイケメン男性」です。

 

けれどもだからこそ、一人で外出させてしまうと、周囲の方々は、
まさか障害者だとは、まったく気付きません。
そして、その目つきや、自閉症特有の行動で、

 

「単なる不審な男性」

 

だと、思われてしまうのです。

 

アスペルガーの男性を夫に持つパートナーは、確かに辛いと思います。
しかし、一度は夫のどこかを愛していたからこそ、
「結婚」という、女性の人生で、最大の選択をしたはずなのです。

 

「そうではない、結婚したからこそ、夫の障害に気付いた」

 

と、反論するパートナーもいらっしゃるでしょう。
けれども「ご縁」とは、自分から求めて得られるものではありません。
どうか、アスペルガー症候群という障害を持った、
夫との「ご縁」を大切にして頂きたいと願っております。

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